企業や自治体が省エネなどの努力をしても、排出してしまう温暖化ガスを抑制するには、設備の切り替えにも費用がかかりすぎるし、時間もかかる。また効果も限界がある。
従って、自分ではない別の場所・別の人が、より効果的に「温室効果ガス削減事業」を実施することで、新たに排出される温暖化ガスの量を削減し、より大きな効果を得ることを目標とするものです。
世界中で換算すると、差し引きゼロというより、もっと大きな効果が期待できます。
だから、排出権取引、という新たな国際市場が生まれたわけです。
自分自身が削減の努力を進めることも大切ですが、
一人でできることには限界があるから、世界中で共有すればいい。
しかし、そこで排出権という新たな仕組みができて、
その排出権に金銭価値を組み合わせて、取引すること、
これが新たなビジネスであることへの認識をどのように持つか、
という国際競争のルールが追加されたわけです。
原油は、国際通貨であるUSD($)で取引されていましたが、
いまや原油が、国際通貨であるUSD($)の価値に影響を与えています。
同様に、
排出権 = 新たな国際通貨
となる、いっても過言ではないでしょう。

